LLTV で Vimperator 全国デビュー!?

8月29日に開かれた Lightweight Language Television (LLTV) に参加した。前回の LLFuture に続いて2回目の参加。10時間ぐらいの長丁場の中から印象に残ったセッションは以下。

朝から生テレビ

最近のLLの動向について討論するセッション。パネリストが よしおかひろたかさん、小飼弾さん、川合史朗さん、ということで、朝から濃い。はっきり言って全然まとまりはなかったし LL あんまり関係なかったけど、発言内容は興味深かった。

印象に残った発言は以下。

  • 今の開発は分業されすぎている。ハードウェア、ソフトウェアの開発者がふれあう機会が少ない。そんな状況では進化は起きない。
  • そういう状況が iPhone とかで変わるかもしれない
  • CPU のコア数は今後どんどん増えるだろう。なので、増えたときに有利になるようなコードを書いておくと将来マルチコアの恩恵をたくさん受けられる
  • 銀の弾丸はないけど、当たり前のことを当たり前にやろう

プロトタイピング ~ 「もの作り」の流儀 ~

全然期待してなかったんだけど、意外や意外。かなりおもしろかった。

開発の手法と実例の紹介なんだけど、あれこれ考える前にとにかく動くものを作ることを重視する。もちろんボツも多くなるけど、そんなことは気にしない。それよりも動くプロトタイプに触れて、そこからアイデアをふくらませる。

ためらわずに捨てれるよう、プロトタイプは安い素材で作るという徹底っぷり。

この発想は開発にめちゃ役に立ちそう。覚えておこう。

大改造!! 劇的ビフォーアフター

今回一番コーディングよりのセッション。匠による見事な技が披露されるか、と期待してた。我らが(?) id:teramako もここで登場。ひとよんで Vimperator の匠。 「そのまんま」だけど「そんなのありかよw」と思った。

ネタとしては Vimperator で sl コマンドを実装するというもの。なんだけど、まずは Vimperator 自体の説明とかから。その後いくつかの段階を経て sl コマンド完成。

で、結局あんまり細かい実装の話もなくて、もうちょっとコードとか実装テクニックとか見せてほしいと思った。あと、 sl コマンドは派手で分かりやすいけど、 Vimperator はキーボードだけで操作することに命をかけた拡張機能なので、見た目重視の機能だけでは Vimperator の魅力(つまり変態さ)を伝え切れてないと思う。

とはいえ、「じゃあどうすればいいの?」と聞かれると答えれないけど。それに、帰る途中で Vimperator に興味を持ったと思われる人もみつけた(やったぜ)。

というわけで、id:teramako さん、ありがとうございました。

印象に残った発言

その他、ハイライトシーンは以下。

今の気持ちを仮面ライダーで表現するとどうなりますか

わけわかんねーw というか、真顔で「V3です」とか言われても引くだろw

ひがさんのライブコーディングにて。「5分オーバーです、と言われたので今回はテストを省略します」「...でもその誘惑に負けずに、まずはテストを書きます」

ひがさんは TDDer の鏡。

最近の Java は LL です

もちろんひがさんの発言。全然 LL じゃねーw

ふつうは ls なんてつかわない。

Vimperator で sl を実装するネタにて。と言うか、僕はめちゃ使ってます。今度からは代わりに sl を使うようにしよう。